東北大学東北アジア研究センター
創設30周年記念講演会・シンポジウム

セッション情報

2026 5.15

[ 金 ]

場所:ホテルメトロポリタン仙台(4F)

総合セッション

東北アジア研究の
これからを語る

16:30~17:50 発表言語:日本語

 東北アジア研究センターは、1996年に設置されて以来、多くの研究者を輩出してきた。30年の歴史の中で、東北アジアの政治・経済・社会状況は大きく変化し、それに伴い研究の在り方も変わって来たと言えよう。2026年の今、AIが世の中を席巻し、世界が再び大国間の戦争へ向かう兆しを見せるなか、学問はどうあるべきか。これまでのセンター長たちに語ってもらう。

高倉浩樹

東北大学
東北アジア研究センター長

高倉 浩樹

千葉聡

元東北大学
東北アジア研究センター長

千葉 聡

岡洋樹

元東北大学
東北アジア研究センター長

岡 洋樹

瀬川昌久

元東北大学
東北アジア研究センター長

瀬川 昌久

高倉浩樹

東北大学
東北アジア研究センター長

高倉 浩樹

千葉聡

元東北大学
東北アジア研究センター長

千葉 聡

岡洋樹

元東北大学
東北アジア研究センター長

岡 洋樹

瀬川昌久

元東北大学
東北アジア研究センター長

瀬川 昌久

パネル・映像展示

デレーニ アリーン(東北大学)

「協働とつながりから考える東北沿岸地域」

 共同研究者や地域の関係者との協働は、北東アジアにおける研究において中心的な役割を果たしています。とりわけ人類学の視点からは、知は長期的な関係性や信頼、地域の実践的知識を通じて共に創り出されるものと捉えられます。地域社会は単なる研究対象ではなく、その生活経験や歴史的記憶を通して、より倫理的で意義ある研究を形づくる主体的なパートナーです。
 本展示では、デレーニ教授が取り組んできた三つの協働研究を紹介します。(1)漁業者や地域住民、他分野の研究者とともに、自然科学と人類学の領域を横断して行う学際的(トランスディシプリナリー)な協働研究、(2)氏子青年会とともに、祭礼の運営、神社の維持管理、災害時に備えた山林の避難路整備などに参与観察を通じて関わる研究、(3)東日本大震災の被災者によって結成され、現在は他の被災地支援や次世代への継承活動に取り組む「七七」繋がり支援隊」との協働研究、です。

パネル展示の写真
参加登録
(4月26日(日)まで)

2026 5.16

[ 土 ]

13:30~17:30

場所:東北大学川内萩ホール(2F会議室)

セッション

戦争と記憶

テーマ:
「戦争はどう伝えられるか」

10:00~12:00 発表言語:日本語

 第二次世界大戦の終結から80年が経った。戦争体験者の多くが世を去り、間もなく未経験者だけが残されることになる。ポスト体験時代を迎える今日、現実世界では、ロシアやイスラエルが新たな戦争を始めたのをきっかけに、世界が再び戦争と対立へと歩を進めつつあるように見える。実態はどうだろうか。かつて悲惨な戦争を経験した人々がなぜ再び戦争を起こすのだろうか。戦争はどう伝えられてきたか。
 本セッションでは、ナショナルヒストリーとして考えると、もはや動かしがたいように見える戦争記憶の対立構図を、現場を歩く研究者の目と、ナショナルなものに回収されないヴァナキュラーな記憶に着目することで国民国家という枠組みの内部から揺るがす試みをする。具体的には、壬辰戦争(1592-98)、太平洋戦争(1941-45)、独ソ戦(1941-45)、日中戦争(1937-45)、朝鮮戦争(1950-53)、ベトナム戦争(1955-75)までを取り上げ、公的な歴史叙述やメディアでのイメージだけでなく、地域的な様々な戦争の「伝えられ方」があることを明らかにする。また、そのような戦争の記憶が、いかに今日の社会に影響しているかを議論する。

※1:出典 『征倭紀功図屏』(韓国国立中央博物館 蔵)

登壇者

登壇者

石井弓

コーディネーター

東北大学

石井 弓

日中戦争の集合的記憶と歴史の枠組み

程永超

東北大学

程 永超

壬辰戦争の記憶と東アジア国際秩序の再編

高城建人

東北大学

高城 建人

韓国における戦争記憶のせめぎあい:
アジア太平洋戦争,朝鮮戦争とベトナム戦争の事例を中心に

前田しほ

島根大学

前田 しほ

ロシアの戦争記念碑の地域性と多層性:
スモレンスクを事例に

登壇者

石井弓

コーディネーター

東北大学

石井 弓

日中戦争の集合的記憶と歴史の枠組み

程永超

東北大学

程 永超

壬辰戦争の記憶と東アジア国際秩序の再編

高城建人

東北大学

高城 建人

韓国における戦争記憶のせめぎあい:
アジア太平洋戦争,朝鮮戦争とベトナム戦争の事例を中心に

前田しほ

島根大学

前田 しほ

ロシアの戦争記念碑の地域性と多層性:
スモレンスクを事例に

司会・コメンテーター:寺山 恭輔(東北大学)

デジタルヒューマニティーズとオープンサイエンス

テーマ:
「デジタル化・オープン化と人文学の真摯さ」

13:00~15:00 発表言語:日本語

 本セッションでは、デジタル化とオープンサイエンスを軸に、学術研究の真摯さをどう担保してくのかについて再考する。デジタル化とオープンサイエンスは、これまでの不誠実な研究慣行への反省、さらには学術の領域への民主主義からの干渉など、さまざまな要因によって駆動されている。市民による研究参加であるシティズンサイエンス、文理を問わないビッグデータ解析、AIとの協働など、これまでにない試みも可能となっている。技術と思想によって大きな変化を迎えつつある研究エコシステムを俯瞰することで、現代社会で求められる研究の公正性の水準を達成しつつ、蓄積性を高める道を模索したい。本セッションでは4人の講演者をお迎えする。まず、有松唯に、国際的な学術コミュニティおよび政府間組織の視点での比較から、日本の人文学の課題についてご意見頂く。日本学術会議によって研究データ管理を怠ることは研究不正として位置づけられた。しかし、具体的な制度化や実践においては多くの課題が残されている。大学で研究データ管理に従事する小野英理に、課題と具体的な取り組みについて語って頂く。デジタル化が賛否合わせて議論をよんでいる課題に文化財の保全がある。これまでの画一的な文化財保護に替わる「緩やかな保存」を提唱する川邊咲子に、デジタル化と地域協働の実践について共有頂く。最後に、田村光平が、東北アジア研究センターにおけるデジタル化とオープン化の試みと、人類史研究のエコシステムの再構築について展望を語る。本セッションが、学術と社会への真摯さについて再考する一助となれば幸いである。

登壇者

登壇者

田村光平

コーディネーター

東北大学

田村 光平

地域研究
デジタルアーカイブエターナル・ナカオ・ブリザード

有松唯

広島大学

有松 唯

遺す意味
過去の保存と継承をめぐる価値・基準・方法のこれから

小野英理

京都大学

小野 英理

オープンサイエンス・研究データ管理の支援と課題:
京都大学の事例

川邊咲子

国立歴史民俗博物館

川邊 咲子

物と人との関わりとその変遷から見た民具の収集・保存・活用

登壇者

田村光平

コーディネーター

東北大学

田村 光平

地域研究
デジタルアーカイブエターナル・ナカオ・ブリザード

有松唯

広島大学

有松 唯

遺す意味
過去の保存と継承をめぐる価値・基準・方法のこれから

小野英理

京都大学

小野 英理

オープンサイエンス・研究データ管理の支援と課題:
京都大学の事例

川邊咲子

国立歴史民俗博物館

川邊 咲子

物と人との関わりとその変遷から見た民具の収集・保存・活用

司会・コメンテーター:石井 敦(東北大学)

進化

テーマ:
「地球変動と人類の変化」

15:30~17:30 発表言語:日本語

 地殻変動や気候変動、隕石衝突をはじめ、地球史レベルの環境変化は、生命の絶滅、適応、多様化を駆動してきた。人類史においても、気候変動や、巨大な火山活動、地震活動による環境変化や地域の分断を通して、文化の変化を引き起こしてきた。また生命は人類の生活基盤となるとともに、文化に起きた変化は、それを取り巻く生命や地球環境にも影響を与えてきた。本セッションでは、地球の変動、生命の変化、人類とその文化の変化を、「進化」という視点でとらえる。これら異なる要素の異なる時間スケールに見る「進化」を通して、地球・生命・人類・文化のつながりを探ってみたい。

登壇者

登壇者

平野直人

コーディネーター

東北大学

平野 直人

地殻変動イベントから地球進化や社会の変化をとらえる

高倉浩樹

東北大学

高倉 浩樹

文化人類学と進化概念

千葉聡

東北大学

千葉 聡

生物の進化は進化なのか?

佐野勝宏

東北大学

佐野 勝宏

石器技術の変化から推察される人類進化

登壇者

平野直人

コーディネーター

東北大学

平野 直人

地殻変動イベントから地球進化や社会の変化をとらえる

高倉浩樹

東北大学

高倉 浩樹

文化人類学と進化概念

千葉聡

東北大学

千葉 聡

生物の進化は進化なのか?

佐野勝宏

東北大学

佐野 勝宏

石器技術の変化から推察される人類進化

司会:平野 直人(東北大学) 、コメンテーター:山本 順司(九州大学)

参加登録
(4月26日(日)まで)