本プロジェクトの目的は、巨大国家である中国とロシアを抱える東ユーラシアの存在がグローバル世界に及ぼす影響力を、文化の衝突とウェルビーイング(幸福感)という視点で捉えようとすることである。政策や国際関係、経済のグローバル化を踏まえながらも、中国・ロシアおよびその隣接国家に暮らす人々に焦点をあて、彼らの行う宗教、文化、経済、政治などにかかわる活動が、いかなる文化衝突を引き起こし、また共生を生み出したのか、近現代史的背景を踏まえながら展開の実態を明らかにする。このプロジェクトは、人間文化研究機構グローバル地域研究事業として実施される。