東北大学東北アジア研究センター 地政学研究部門 民族間関係・紛争研究分野 教員(教授ないし准教授)公募 (2026年度)
東北大学東北アジア研究センターは、1996年に協調的グローバル化の下、国境を越える環境問題等の解決に貢献する学際的な知識の創造を目指して設立されました。近年の国際社会の社会政治情勢の変化に対応し、2025年4月に新たに地政学研究部門を設立し、これまで以上に、国内外の研究者と共同し、ロシア・東アジア・日本を総合的・学際的に理解するための地域研究を推進しています。
この主要な新しい取り組みの一環として、地政学研究部門民族間関係・紛争研究分野においてロシア・東アジアおよび日本を総合的に把握できる卓越した研究者で、紛争・対立事例研究やその背後の制度研究において優れた業績をもち、かつ国際共同研究コーディネートに意欲的に取り組む研究者を公募します。センターの国際共同研究機能を強化するために、学内、国内外研究者が交流する国際会議・セミナー企画を牽引できる能力が重視されます。このため地政学的変化とマイノリティを含むその社会的影響について国内外の研究を幅広く渉猟でき、国際研究コーディネートに優れた人材を求めます。
1. 公募分野
地政学研究部門民族間関係・紛争研究分野
2.公募人員・職名
教授または准教授 1名
3.専門分野
民族間関係・紛争研究分野に関わる人文学・社会科学
4.勤務内容
(1)専門分野に関わる個別研究および共同研究
(2)国内外の研究者による国際共同研究のコーディネートおよび社会発信
(3)全学教育:専門分野に応じて可能な科目を担当
(4)大学院:大学院(兼務)で可能な授業科目を担当
(5)上記に関わる管理業務
5.応募資格
(1)博士の学位を有すること(着任までに取得見込を含む)。
(2)研究・教育・運営に必要な高度の日本語および英語能力を有すること。
(3)東北アジア研究に関わる言語能力(ロシア語・中国語・その他域内の地域言語)を有すること。
(4)国籍を問わない。
(5)東北アジアにおける民族間関係・紛争研究の分野で、着実な研究実績を有すること
(6)学際的、文理融合的共同研究に前向きであること
(7)国内外研究者による国際共同研究のコーディネート及び社会発信が可能であること
(8)研究、教育、運営に強いコミットメントがあること
(9)センター、大学、および東北アジア研究のより広い分野への顕著な貢献の可能性を示す証拠があること
6.待遇
・給与:国立大学法人東北大学職員給与規程(平成16年規第55号)に基づき年俸制を適用。年俸額は学歴、職歴などにより決定します。
参考:年俸800~1000万円程度(税等控除前)
(参考)
教授 博士学位取得後 職歴25年 年俸950 万円程度(税等控除前)
准教授 博士学位取得後 職歴15年 年俸820 万円程度(税等控除前)
・諸手当:通勤手当等を支給する場合があります。
・勤務形態:常勤
・任期:なし
・社会保険:文部科学省共済組合、雇用保険、労災保険
・勤務時間:専門業務型裁量労働制。月~金曜日、8時30分~17時15分を基本とし、各人の裁量に委ねる。
休日:原則として土、日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)
休暇:年次有給休暇、病気休暇、特別休暇(結婚・出産など)
その他国立大学法人東北大学職員就業規則による。
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/kitei-etsuran/reiki_taikei/r_taikei_01_04.html(日本語のみ)
7.採用予定日
2026年7月1日以降のできるだけ早い時期
8.応募〆切
2025年12月31日(水)17:00(日本時間)
9.応募方法
下記の事前申請フォームを経由して、Eメールでお送りする個別の応募フォームに基本情報を入力及び提出書類をアップロードしてください。
事前申請フォーム:【URL】https://jotform.com/252398275507466
(A) 基本情報:以下の情報を応募フォーム上で入力
・氏名
・電子メール
・現在所属および職名
・生年(任意)
・性(任意)
・現住所(国名と都市名)
・国籍(任意)
・研究使用言語とその習得度合い
・専門分野
・現在の研究テーマ
・推薦書を依頼することができる研究者4名分(日本国内大学研究者2名と日本国外大学研究者2名)の名前、所属、職位、連絡先住所、メールアドレス
(B) 提出書類: 応募フォームにアップロード
(1) 送付状: 志望動機、研究業績の特徴等について記すこと(3頁以内)
(2) 履歴書(写真貼付) ※所定様式(Excel file:194 KB)を使用すること
(3) 研究業績リスト ※所定様式(Word file:21 KB)を使用すること
i: 学術雑誌論文/book chapter、ii:著書、iii: その他の文章、iv: 招待講演・学会発表、v: 受賞、vi:助成金、vii:担当授業科目一覧、viii: フィールドワーク調査の経験、ix: 国内および国際共同研究の企画・参加状況、x: 日本国内外の研究者・研究機関との交流状況、xi:その他に分類すること。業績については査読の有無を記載する。
(4) 着任後の研究・教育に関する抱負(2頁以内)
(5) 国内外の研究者による国際共同研究のコーディネートに関する抱負(1000字程度の日本語で執筆すること)
(6) 主要論文/著書5編の要旨:それぞれ400字程度の日本語で執筆すること
(7) 主要論文/単著抜き刷り2編
提出書類の留意点
(B)は(1)から(7)はそれぞれ別々のPDFファイルにしてください。(7)の別刷りは論文毎にPDFにしてください。ファイル名はご自分の名前のローマ字+提出書類の種類番号(上記(1)から(7))を付けてください。例えば、東北花子という名前の方の場合、履歴書は「Tohokuhanako_01」、(7)の論文については一本目にa、二本目にbをつけ、例えば「Tohokuhanako_07a」としてください。
10. 問い合わせ
東北アジア研究センター事務室
E-mail : kyouinkoubo.cneas_3@grp.tohoku.ac.jp
11. 選考スケジュール
応募締切後、提出書類による書類審査を実施し、書類審査の結果を公募〆切から2ヶ月程後までに通知します。書類審査を通過し、第二段階選抜へ進んだ方には、通知日から2週間以内に推薦者から推薦書を提出していただき、その後、⾯接審査を実施します。
12. その他
・第二段階選抜に進んだ方には、4通の推薦書(国内の大学研究者2名と国外大学研究者2名)を2週間以内に推薦者から直接提出してもらうことになりますので、推薦者に事前にお伝えください。また追加で資料の提出を御願いすることがあります。
・面接審査は日本語・英語その他の言語を⽤いて実施します (面接に関わる旅費の一部は支給します)。
・配偶者帯同雇用支援(配偶者の方を本学教職員として雇用)の仕組みもありますので、適宜ご相談ください。
・東北⼤学は多様性、公正性、包摂性(Diversity, Equity & Inclusion : DEI)を向上させる活動を推進しており、多様な⼈材の積極的な応募を歓迎します。
東北⼤学DEI推進宣⾔WEBページ https://dei.tohoku.ac.jp/vision/about/
・雇⽤の分野における男⼥の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律第8条に基づき⼥性教員の在籍率を改善するための措置として、公正な評価に基づき職務に必要とされている能⼒が同等と認められる場合は、⼥性を優先的に採⽤します。
・学⽣および教職員が学業・研究・職務の遂⾏において、多様な性を尊重する環境を実現することを⽬的として、その⽅針と具体的な対応の内容を⽰した「東北⼤学-みんなが主役-多様な性に関するガイドライン」を制定しています。
ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン推進センターWEBページ https://dei.tohoku.ac.jp/vision/consulting/for_minority/
・東北⼤学には全学教職員が利⽤できる川内けやき保育園(定員 22 名)及び⻘葉⼭みどり保育園(定員 116名)の他、⼤学病院所属の職員等が利⽤できる星の⼦保育園(定員120名)があり、全国の国⽴⼤学の事業所内保育施設として最⼤規模の保育環境が整っています。
また、⼤学病院内に軽症病児・病後児保育室もあり、全学教職員が利⽤できます。
・その他、男性教職員の育児休業等促進策も含めた本学の両⽴⽀援、研究⽀援等の詳細及び共同参画の取組については、下記URLをご覧ください。
ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン推進センターWEBページ https://dei.tohoku.ac.jp/vision/consulting/for_family/
⼈事企画部WEBページ https://c.bureau.tohoku.ac.jp/jinji-top/external/a-4-kosodate/
履歴書(様式)(Excel file : 194 KB)
履歴書(記入例)(PDF file : 275 KB)
研究業績リスト(様式) (Word file : 21 KB)