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国際シンポジウム
気候変動難民-影響・対策・責任をどう考えるか

日時: 2017年10月30日(月)14:00-17:30(開場 13:30)
場所: 日本橋ライフサイエンスハブ・ビルディング 会議室A
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-5-5(室町ちばぎん三井ビル8F)

 気候変動(熱波、豪雨、干ばつ、ハリケーン、洪水、海面上昇など)によって、 住居を失い、生計手段を奪われ、命を落とし、難民化する人々が世界各地で急増 しています。特に、途上国に住む人々や先進国においても貧困層は影響を受けや すく、格差を拡大する要因ともなっています。気候変動難民が軍事的な紛争の要 因の一つとなっているという認識も広まっています。国連での国際交渉では、気候変動による被害の責任・補償問題が交渉の大きな焦点になっており、企業の排出行為や政府の不作為を巡る裁判も世界各地で起きています。
  本シンポジウムでは、気候変動による移民・難民問題を専門とする海外の専門家3人から最新の研究動向について伺います。その後、キリバス共和国名誉領事オノケンタロウさんや日本の研究者も迎え、今後どのような対策が必要で、どうやって気候正義 (クライメート・ジャスティス)を実現していくのか、多角的に議論していきます。

【プログラム】
登壇者:
1. ニナ・ホール「気候変動難民の全体状況と国際機関の役割」
 米ジョンホプキンス大学国際関係学科准教授
 研究テーマ:地球規模難民ガバナンス。特に、気候変動と開発、多国間アドボカシーなど。
2. ジョン・キャンベル「太平洋島嶼国における気候変動難民の現状と課題」
 ニュージーランド・ワイカト大学地理学准教授
 研究テーマ:太平洋島嶼国における気候変動適応、減災、難民・移住など。
3. ブノワ・メイヤー
 「アジアにおける気候変動難民および法的問題」
 香港中文大学法律学部助教
 研究テーマ:
 難民・移住に関する法的問題。「国際法と気候変動(2018年刊行予定)」を執筆中。

コメンテーター:
・オノケンタロウ 在仙台キリバス共和国名誉領事
・明日香壽川 東北大学東北アジアセンター/環境科学研究科教授
・小野寺ゆうり FoE Japan顧問(気候変動交渉担当)
・柳井真結子 FoE Japanスタッフ(気候変動と適応プロジェクト担当)

共催:
人間文化研究機構(NIHU)北東アジア地域研究推進事業
東北大学 東北アジア研究センター拠点
国際環境NGO FoE Japan


ポスター (889KB)

問い合わせ先:人間文化研究機構北東アジア地域研究推進事業
東北大学東北アジア研究センター拠点 金 丹 dan.jin.a4(at)tohoku.ac.jp
国際環境NGO FoE Japan 深草 亜悠美 fukakusa(at)foejapan.org
※(at)を@にして送信してください。

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