国家間の紛争や対立に彩られているかに見える東北アジアであるが、歴史的にも現在でも、国々の境界地域では確実に越境と共生の構造が作り出されてきた。このシンポジウムでは、東北アジアの辺境地域に見られる共生の姿を歴史的・現在的に捉える。
日時:平成28年2月13日(土)13:00~18:00
場所:東北大学片平さくらホール2階会議室
開催内容:
趣旨説明(岡 洋樹)
◆セッション1:共生の東北アジア:中露辺境の場合(13:10~15:00)
トカチョフ・セルゲイ(極東連邦大学)
「南ウスリー地域における土地開拓を例としたマルチエスニックな植民について」
藤原克美(大阪大学大学院言語文化研究科)
「満洲国下のチューリン商会における多民族共生」
サヴェリエフ・イゴリ(名古屋大学大学院国際開発研究科)
「戦前の極東ロシアへの中国人の移住と第一次世界大戦期の北西ロシアにおける中国人契約労働者」
コメント:
麻田雅文(岩手大学人文社会科学部)
堀江典生(富山大学極東地域研究センター)
◆セッション2:共生の東北アジア:清代中蒙辺境の場合(15:20~17:20)
ソドビリク(内蒙古大学蒙古学学院)
「清代チャハル南部長城縁辺地域における蒙漢人の共生」
岡 洋樹(東北大学東北アジア研究センター)
「清代中期の家畜窃盗事案からみるモンゴルにおける人の移動と共生」
包フフムチル(東北大学東北アジア研究センター)
「清代後期内モンゴル・ハラチン地方における土地利用とモンゴル社会」
コメント:
広川佐保(新潟大学人文学部)
橘 誠(下関市立大学経済学部)
総合討論(17:20~18:00)
主催:東北大学東北アジア研究センター
お問い合わせ:東北大学東北アジア研究センター(コラボレーションオフィス)
TEL:022-795-3619
Mail: colab(at)cneas.tohoku.ac.jp
※(at)を@にして送信してください。
<募集>
仙台市外より参加する大学院生等を対象に旅費の一部を補助します。応募要領は下記のファイルを参照してください。
⇒ 大学院生等旅費助成募集要領 (wordファイル、36KB)
ポスター(PDFファイル、961KB)
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