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石井 花織 [いしい・かおり] 東北大学 東北アジア研究センター 研究支援部門 情報拠点分野 URA室・特任講師(運営) 【専攻】 文化人類学 科学技術社会論 |
略歴
| 2014年3月 | 東北大学卒業 |
|---|---|
| 2018年3月 | 東北大学環境科学研究科 博士前期課程修了 |
| 2022年9月 | 東北大学環境科学研究科 博士後期課程修了 (環境科学博士) |
| 2022年10月 | 東北大学東北アジア研究センター専門研究員 |
| 2023年4月 | 東北大学東北アジア研究センター学術研究員 |
| 2024年6月 | 東北大学東北メディカルメガバンク機構 助教 |
| 2025年10月 | 東北大学東北アジア研究センター特任講師 |
教育活動
全学教育
大学院講義
連絡先
〒980-8576 仙台市青葉区川内 東北大学東北アジア研究センター
TEL・FAX : (022)795-
研究紹介
民族をめぐる科学的表象とその倫理
人種やエスニシティが社会的構築物であるという認識は広く定着しているにも関わらず、ヒトを対象としたゲノム研究等では、複雑な状況の単純化のためや、多様性の代替変数とするため、あるいは単に無自覚に、集団の科学的表象として民族名を用いることも一般的です。これまでの研究では、日本のゲノムコホート研究における集団への名づけ(「日本人のゲノム」)のプロセスを事例に、研究と社会や政策の結びつきの様相を明らかにしてきました。名付けによる実体化に伴う課題は、複雑な地域の状況を文章等で表現する地域研究にとっても無縁ではないと考えられます。当センターではURAとして、地域研究に必要な倫理のあり方と、対話や関係構築に繋がる情報発信や研究のみせ方について取り組んでいきます。
主な研究テーマ
- 人の多様性の科学的表象と社会との関連
- 北極地域研究
- 研究倫理(対象および実践)
- 科学コミュニケーション
日本の研究施設における展示物の一例。人種や民族が社会的構築物であることは広く認識されているが、今日でもゲノム科学やビジネスなどの分野において、科学的表象として用いられ続けている。
