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張 小栄 [ちょう・しょうえい] 東北大学 東北アジア研究センター 情報拠点分野 企画運営室・学術研究員 【専攻】 歴史学 東アジア近現代史 |
略歴
2021年9月 | 東北大学文学研究科・行動科学研究室 研究助手(2022年4月迄) |
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2022年3月 | 宮城学院女子大学・一般教育部 非常勤講師 |
2023年3月 | 東北大学大学院環境科学研究科博士後期課程修了 博士(学術) |
2023年4月 | 東北大学 高度教養教育・学生支援機構 特任助教(教育)(2025年3月迄) |
2025年4月 | 東北大学東北アジア研究センター学術研究員 |
教育活動
全学教育
大学院講義
連絡先
〒980-8576 仙台市青葉区川内 東北大学東北アジア研究センター
TEL・FAX : (022)795-7567
研究紹介
帝国日本の植民地統治の歴史的研究
日本の「満洲国」統治は、重層的な支配構造をもつ植民地統治の歴史です。その重層性は、支配現地の政治的空間に共存する諸勢力の主体性によって形成されました。東洋史と日本史の谷間にある課題としての「満洲国」は、いずれの学問分野からアプローチされても「満洲国」の全体像が見えにくいし、支配者と被支配者の二項対立の図式で「満洲国」統治を相対化する分析枠に陥りやすい弊害があります。かかる問題意識から、私は日本史・中国史・モンゴル史の分野横断的な近現代史研究を専門としております。考察の対象としては、日本人・漢人・モンゴル人・ロシア人・朝鮮人などの諸民族が共存する「満洲国」です。私は、帝国日本の「満洲国」統治理念・教育政策・民族政策の解明を通して、植民地研究の新たなパラダイムの構築を目指しております。
主な研究テーマ
- 帝国日本の「満洲国」統治理念の形成過程の研究
- 「満洲国」の「王道主義」教育政策の研究
- 「満洲国」の「民族協和」政策の研究
- 帝国日本の対モンゴル人政策の研究