滕 媛媛 〔とう・えんえん〕 東北大学 東北アジア研究センター 情報拠点分野 海外連携室・助教 【専攻】 地域経済 都市地理 |
略歴
2016年9月 | 東北大学大学院経済学研究科博士課程修了 |
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2016年10月 | 東北大学大学院経済学研究科 博士研究員 |
2017年2月 | 愛知大学国際中国学研究センター 研究員 |
2018年11月 | 大阪商業大学JGSS研究センター PD研究員 |
2020年4月 | 東北大学東北アジア研究センター 助教 |
連絡先
〒980-8576 仙台市青葉区川内41番地 東北大学東北アジア研究センター
TEL : (022)795-3139
研究紹介
中国における都市開発と社会・空間構造の変容
90年代以降、中国では都市開発が活発に行われ、多くの農村地域が都市の一部になった。都市と農村の二元的社会構造を有する中国において、農村から都市への移行は、分断された社会が激突・融合する過程である。この移行過程を把握することは、急激に拡大した中国都市空間の形成を理解するだけでなく、人口の4割がまだ農村地域に生活している中国の二元的社会の行方を予測することにも不可欠である。最近では、都市開発による失地農民世帯(農地を失った農民)に着目し、その空間的・社会的移動について調査研究を行っている。
主な研究テーマ
- 中国の都市開発に関する研究
- 失地農民、流動人口に関する研究
- 居住選択行動、定住・移住意識の規定要因
- 移住者のソーシャルネットワークの形成
左手前のお婆さんは薪を割っている。彼らは都市部の集合住宅に
居住する失地農民で、農村の生活様式をまだ維持している。