竹原 万雄 [たけはら・かずお] 東北大学 東北アジア研究センター 上廣歴史資料学研究部門・助教 【専攻】 歴史学、日本近世・近代史、公衆衛生史、地域史 |
略歴
2001年3月 | 新潟大学教育学部小学校教員養成課程社会科卒業 |
---|---|
2006年4月 | 明治大学博物館刑事部門非常勤職員 |
2008年4月 | 東北芸術工科大学東北文化研究センター研究員(P・D) |
2008年9月 | 東北大学大学院環境科学研究科博士後期3年課程修了 博士(学術) |
2010年4月 | 東北芸術工科大学芸術学部歴史遺産学科専任講師 |
2017年4月 | 東北芸術工科大学芸術学部歴史遺産学科准教授 |
2022年4月 | 東北大学東北アジア研究センター助教 |
業績
学外での活動
- 山形市郷土館運営協議会委員
- 天童市文化財保護審議会委員
連絡先
〒980-8576 仙台市青葉区川内41番地 東北大学東北アジア研究センター
TEL・FAX : (022)795-3140
研究紹介
近世・近代の人びとは感染症をいかに乗り越えてきたのか
人から人へうつる感染症は、否が応でも人と人をつなげ、人間社会のあらゆる場面に影響を与えてきました。その場面場面における大小の人間集団あるいは個人の行動を解明し、感染症をめぐる歴史の具体像を積み上げることを研究テーマとしています。これまでは、欧米から衛生行政を導入し、前近代以来の感染症対策を大きく変更した明治政府の政策過程と地域社会の動向を俯瞰してきました。今後は、より地域・個人の視点から感染症が与えた社会の変化に注目するとともに、東北アジアの動向も視野に入れ、日本国内にとどまらない多角的な分析を試みたいと考えています。
主な研究テーマ
- 衛生にみる日本の近代化
- 感染症流行前・中・後における地域の対応とその変化
- 感染症対応にみる東北アジア地域社会の比較研究
明治15(1882)年、コレラ流行をうけて建立された「叢塚」(仙台市青葉区水の森)