岡 洋樹 [おか・ひろき] 東北大学 東北アジア研究センター モンゴル・中央アジア研究分野・教授 (兼)東北大学大学院国際文化研究科 【専攻】 東洋史 モンゴル史 |
略歴
1991年3月 | 早稲田大学大学院文学研究科後期博士課程史学(東洋史)専攻 |
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1990年4月 | 早稲田大学文学部助手 |
1993年4月 | 日本学術振興会特別研究員 |
1992年4月 | 群馬大学教育学部、早稲田大学第二文学部非常勤講師 |
1996年8月 | 東北大学東北アジア研究センター助教授 |
2006年4月 | 東北大学東北アジア研究センター 教授 |
2013年4月~2017年3月 | 東北大学東北アジア研究センター センター長 |
教育活動
東北大学大学院国際文化研究科アジア社会論講座「北アジア・社会制度史論」「アジア社会論特論」「アジア社会論総合演習」
連絡先
〒980-8576 仙台市青葉区川内41番地 東北大学東北アジア研究センター
TEL : (022)795-6083
FAX : (022)795-3599
研究紹介
東北アジア地域におけるモンゴル遊牧民社会の歴史的研究
遊牧生産を基盤とするモンゴルの社会構成は、清代の社会・統治枠組みの基盤の上に、社会主義期の改編を経て、現在に至っている。かかる観点から、以下の研究を進めている。
① モンゴルにおける前近代基層社会構造の研究。とくに清朝が導入した盟旗制度と呼ばれる統治構造と、モンゴル在来のタイジ(王族)・属下民の主従関係に基づく社会構造(オトグ・バグ)の関係、および清朝統治の特質の解明。
② 19世紀「教訓書」「布告文」と呼ばれる史料群を用いた近代直前のモンゴルの社会変容の解明。
③ 社会の様々な動きと環境変動との関わり、とくに雪害・旱害時におけるモンゴル社会の対応メカニズムの研究。
主な研究テーマ
- 清代ハルハ・モンゴルにおけるオトグ・バグ組織の研究
- 19世紀ハルハ・モンゴルの教訓書・布告文の研究
- 清初モンゴルにおける清朝統治の確立過程の研究
- 清代における旱雪害発生と社会対応に関する研究
プレヴジャヴ布告文