平野 直人 〔ひらの・なおと〕 東北大学 東北アジア研究センター 地球化学研究分野・准教授 【専攻】 海洋底科学 テクトニクス 地質年代学 岩石火山学 |
略歴
2001年3月 | 筑波大学大学院博士課程地球科学研究科修了 博士(理学) |
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2001年4月 | 東京大学海洋研究所 海洋科学特定研究員 |
2002年4月 | 東京工業大学理学部 科学研究支援員 |
2002年4月 | 東京大学地震研究所 特別研究員 |
2004年4月 | 東京工業大学大学院理工学研究科 日本学術振興会特別研究員 |
2006年5月 | Scripps Institution of Oceanography, University of California, San Diego: Research Scholar |
2007年4月 | 東京大学理学部附属地殻化学実験施設 研究機関研究員 |
2008年7月 | 金沢大学フロンティアサイエンス機構 博士研究員 |
2008年12月 | 東北大学東北アジア研究センター 助教 |
2013年4月 | 東北大学東北アジア研究センター 准教授 |
教育活動
地球物質科学(全学)
同位体地球科学(理学部)
フィールドセミナー(理学部)
岩石学・固体地球化学特論(理学研究科)
連絡先
〒980-8576 仙台市青葉区川内41番地 東北大学東北アジア研究センター
TEL・FAX : (022)795-3618
研究紹介
新種の火山・プチスポットの成因と地球の二酸化炭素放出量
沈み込む海洋プレートの屈曲場で活動し、2006年に三陸沖で発見された新種の火山(プチスポット)は、近年チリ沖や西太平洋の深海底でも続々と見いだされている。このような深海底は、古いプレートで構成されているため、これまでは火山活動が起こり得ない場所と考えられていた場所である。同火山は、カムチャツカ沖、日本海、極東ロシアなどにも存在している可能性があり、それらの噴出物から放出される成分によっては、地球の二酸化炭素放出量をも再考する必要がある。また、過去の海洋底が現在陸上に露出する場所(根室、歯舞、サハリンなど)の調査も進めている。
主な研究テーマ
- 海底火山および付加体中の火山岩の成因解明
- 新種の火山・プチスポットの二酸化炭素放出量
- 新種の火山・プチスポットの世界的普遍性
- 西太平洋プレート上の海山群の形成史
流れ落ちる枕状溶岩の露頭(オマーン)