根本 みなみ [ねもと・みなみ] 東北大学 東北アジア研究センター 上廣歴史資料学研究部門・助教 【専攻】 日本近世史 武家社会史 武家家族史 |
略歴
2016年 | 日本学術振興会特別研究員(DC2) |
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2018年 | 筑波大学大学院人文社会科学研究科一貫制博士課程歴史・人類学専攻 修了 |
2018年 | 筑波大学人文社会学系 特任研究員 |
2020年 | 日本学術振興会特別研究員(PD) |
2023年 | 東北大学東北アジア研究センター助教 |
教育活動
連絡先
〒980-8576 仙台市青葉区川内41番地 東北大学東北アジア研究センター
TEL・FAX : (022)795-6084
研究紹介
近世武家社会における「御家」と「家」の関係性
近世社会を構成する基本単位は「家」であると言われます。この中では、大名やその家臣の「家」は帰属集団である「御家」に包摂され、その存続に依存したとされてきました。しかし、近年の研究では、大名であっても「御家」を好きに出来るわけではなく、家臣であっても自分の「家」を蔑ろに考えていたわけではないということが指摘されてきました。では、大名や家臣の持つ「御家」と自分たちの「家」の関係に対する認識は、彼らの行動にどのような形で影響を与えたのでしょうか。私が関心を持っているのは、この点です。近世武家社会を生きた人々は自分や自分の生まれ、所属した「家」とそれが帰属する集団である「御家」の関係をどのように意識したのか、人々の行動や主張の中からこうした意識を分析していきたいと考えています。
主な研究テーマ
- 地方知行制採用地域における「家」の経営と上位権力との関係
- 近世武家社会における本分家関係の形成・維持
- 大名家族の処遇をめぐる意思決定構造と藩政との関係
吉敷毛利家墓所
錦帯橋