宮本毅[みやもと・つよし] 東北大学 東北アジア研究センター 日本・朝鮮半島研究分野・助教 (兼)東北大学大学院理学研究科地学専攻 【専攻】 火山岩岩石学、火山地質学 |
略歴
1995年3月 | 東北大学大学院理学研究科地学専攻博士前期課程修了(理学修士) |
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1997年5月 | 東北大学助手東北アジア研究センター |
2007年4月 | 東北大学東北アジア研究センター助教(職階名変更による) |
教育活動
野外調査実習
夏期野外実習
地球惑星物質科学実習I(顕微鏡実習)
地学実験
連絡先
〒980-8576 仙台市青葉区川内東北大学東北アジア研究センター
TEL: (022)795-7477
FAX :(022)795-3196
研究紹介
東北アジア地域の火山の噴火史とその影響を研究する
火山噴火が発生した場合には周辺地域に多大な災厄がもたらされる。東北アジア地域には複数の火山が存在するが、噴火が自然界(人類史)に与える影響を知るためこの地域において過去にどのような火山活動を行われてきたかを、有史後に噴火したとされる中国・北朝鮮国境上の白頭山、南九州の火山を対象とした研究行っている。特に白頭山については、過去2000年間で世界最大級の噴火とされる10世紀の噴火活動に焦点をあて、中国・北朝鮮領内でのフィールド調査を通じて噴火の推移や、噴火がもたらした自然界への影響(例えば環境変動)について検討し、次第に噴火の全貌が明らかになりつつある。
主な研究テーマ
- 白頭山10世紀巨大噴火の噴火推移の解明
- 白頭山の過去数千年間の噴火史の再検討
- 火山噴火と火山伝承に関する研究
- 島弧火山(日本地域)におけるマグマ発達史
西側山頂から見た白頭山天池カルデラ。対岸中央部に中朝国境が位置し、右が北朝鮮領。(長瀬敏郎撮影)