石川 光年 [いしかわ・みつとし] 東北大学 東北アジア研究センター 上廣歴史資料学研究部門・学術研究員 【専攻】 日本中世史 法・裁判と社会 |
略歴
2010年3月 | 東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了 修士(文学) |
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2022年7月 | 東北大学東北アジア研究センター事務補佐員 |
2024年9月 | 東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学) |
2025年4月 | 東北大学東北アジア研究センター 学術研究員 |
業績
連絡先
〒980-8576 仙台市青葉区川内41番地 東北大学東北アジア研究センター
TEL・FAX : (022)795-3140
研究紹介
日本中世の法・裁判と法意識
日本中世において、訴訟を起こすためには裁判を行う者とのつながりが必要でした。それゆえ、裁判を行う武家(幕府)・朝廷・荘園領主などとのつながりをどう確保し、維持していくかが訴訟当事者にとって重要だったのです。また中世の法は、武家だけでなく朝廷や荘園領主などがそれぞれの支配領域に向けて発令されており、その支配を受ける人々は、時に法を利用して勝訴判決を勝ち取ろうとしていました。彼ら訴訟当事者たちは、権力者の発する法による支配を受けつつも、権力者に対し正当な裁判と法を要求し、自らの権利の実現につとめていたのではないかと考えています。
主な研究テーマ
- 日本中世前期の法・裁判
- 訴訟当事者の法意識
- 訴訟当事者と裁判機関との関係
鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)