程 永超 [テイ・エイチョウ] 東北大学 東北アジア研究センター 日本・朝鮮半島研究分野・准教授 【専攻】 日本近世対外関係史 東アジア国際関係史 |
略歴
2010年6月 | 中国山東大学外国語学院日本語科卒業(学士(文学)・(経済学)) |
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2013年6月 | 中国山東大学外国語学院日本語科修士課程修了(文学修士) |
2016年9月 | 米国プリンストン大学歴史学部Visiting Student Research Collaborator(2017年3月迄) |
2018年3月 | 名古屋大学文学研究科日本史学専攻博士後期課程修了(博士(歴史学)) |
2018年4月 | 名古屋大学高等研究院(人文学研究科)YLC特任助教(2020年9月迄) |
2018年7月 | 韓国ソウル大学奎章閣韓国学研究院国際韓国学研究センター フェロー(2019年5月迄) |
2020年10月 | 東北大学東北アジア研究センター准教授 |
教育活動
名古屋大学(日本史論文基礎演習、日本史史料学演習、Ph.D. Professional: Gateway to Success in Frontier Asia、異文化理解など)
東北大学(学問論演習、東北アジア歴史人類学など)
学外での活動
- 名古屋歴史科学研究会 研究委員(2017.7~)
- 名古屋大学人文学研究科人類文化遺産テクスト学研究センター 共同研究員(2020.10~)
連絡先
〒980-8576 仙台市青葉区川内41番地 東北大学東北アジア研究センター
TEL : (022)795-3621
研究紹介
17~19世紀日本・朝鮮・中国三国関係史の研究
壬辰戦争(1592〜1598)後、日本・中国の間には国家間の正式な外交がなく、政治外交関係としては、かろうじて朝鮮王朝と琉球王国を介する希薄なものと考えられるようになった。私は朝鮮王朝を介した日本と中国の間接的な政治関係に着目し、中国・朝鮮・日本(幕府・対馬藩)の史料を比較検討しながら、二国間関係の考察に第三者の視点を導入する。具体的には、細かく実証研究するとともに、グローバル・ヒストリーの手法を用いて、近世特有の日中関係が形成される際の朝鮮の役割と位置付けを究明し、ひいては東アジア国際関係史の再構築を目指す。
主な研究テーマ
- 朝鮮・対馬経由の中国情報分析
- 通信使・燕行使から再構築する東アジアのなかの近世日本
- 16〜19世紀東アジア国際秩序の成立と変容の研究
- 通信使と訳官使の統合的研究
- 歴史史料から発く過去の天文現象
韓国所蔵の対馬宗家文書(2015年7月23日@韓国・果川市・国史編纂委員会)
再現された江戸時代の通信使行列(2019年5月4日@韓国・釜山広域市・龍頭山公園)