荒武 賢一朗 〔あらたけ・けんいちろう〕 東北大学 東北アジア研究センター 上廣歴史資料学研究部門・教授 【専攻】 日本近世史 経済史 都市史 |
略歴
2004年3月 | 関西大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学) |
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2005年4月 | 大阪樟蔭女子大学 非常勤講師 |
2006年4月 | 日本学術振興会 特別研究員PD |
2010年2月 | 関西大学文化交渉学教育研究拠点 COE助教 |
2012年4月 | 東北大学東北アジア研究センター 准教授 |
2021年4月 | 東北大学東北アジア研究センター 教授 |
連絡先
〒980-8576 仙台市青葉区川内41番地 東北大学東北アジア研究センター
TEL・FAX : (022)795-3196
研究紹介
近世日本列島の経済交流を明らかにする
私は、18世紀から19世紀にかけての日本経済の歴史について研究をしている。研究方法は、当時の文献 資料(「古文書」)の内容を具体的に分析することから始まる。また、文献だけではなく、フィールドワークやインタビューも含めて、豊かな歴史像の構築を目指している。現在は、①経済都市大阪がどのような歴史的経過を歩んでいくのか、②日本海航路を利用した商業活動(北前船)について、③宮城県の地域史分析、の3点を中心に取り組んでいる。日本列島のさまざまな地域が経済的につながっていたことを実証し、当時の人々のありようを考察する。これらをもとに、新しいアジアの経済史を描きたい。
主な研究テーマ
- 近世都市をみる視点
- 沿岸社会と経済交流の歴史
- 日本列島市場論の提起と近世流通市場
江戸時代の「客船帳」(山形県立博物館)
江戸時代の商家(静岡県湖西市)