ユニット名
災害人文学研究ユニット
期間
2017年度~2022年度(6年間)
組織
氏名 | 所属 |
---|---|
高倉 浩樹 | 東北アジア研究センター教授 |
荒武 賢一朗 | 東北アジア研究センター准教授 |
デレーニ アリーン | 東北アジア研究センター准教授 |
福田 雄 | 東北アジア研究センター助教 |
是恒 さくら | 東北アジア研究センター学術研究員 |
木村 敏明 | 東北大学大学院文学研究科准教授(東北アジア研究センター兼務教員) |
ボレーセバスチャン | 東北大学災害科学国際研究所助教(東北アジア研究センター兼務教員) |
小谷 竜介 | 東北歴史博物館副研究主任(東北アジア研究センター非常勤講師・客員准教授) |
ユニットの目的・目標
東日本大震災に対応する形で、文化人類学・宗教学・歴史学は災害復興や防 災に関わる調査研究事業を行うようになった。従来、これらの学問分野は基礎研 究を基軸とし応用的な側面は副次的な扱いだったが、震災以降そうした状況は変 化した。具体的に言えば、文化人類学や宗教学は民俗芸能などの無形民俗文化財 がもつ震災復興への役割についての実践的調査研究を、歴史学は地域の歴史文書 資料に関わる保全活動を行ってきた。
本ユニットは、これまで蓄積されてきたこれらの分野における災害に関わる実 践的研究の成果を踏まえ、新たなる研究領域の開発をふまえつつ、さらなる発展 と総合化を行うことを目的とする。地域博物館や文化財研究機関などとも連携し、 災害に関わる文化人類学・宗教学・歴史学などの共同研究を運営するとともに、 それらを総合化する研究実践と理論開発を行いたい。特に文化財のデジタル資料 化に関わる方法論や映像資料の活用化を積極的に検討する。これらを通して、災 害人文学という領域を立ち上げるとともに、その牽引的組織・拠点的組織となる ことを目指す。
このユニットは、東北大学災害科学研究拠点及び人間文化研究機構歴史文化資 料ネットワーク事業の活動組織として設置される。センターの事業である2014- 2016年度実施の「災害と地域文化遺産に関わる応用人文学研究ユニット」(代表: 高倉浩樹)を部分的には継承するものであり、その目的をより拡大・発展させる ことを目的としている。
山元町八重垣神社のお天王様祭り(2012年)
ユニットが運営する共同研究
「東日本大震災後のコミュニティ再生・創生プロセスと持続可能性に関する実証的共同研究」
ユニットのHPはこちら
指定国立大学災害科学世界トップレベル研究拠点東北大学東北アジア研究センター災害人文学ユニット