東北アジア研究センター(兼務 理学研究科地学専攻)の辻森 樹教授が9月16日から18日に広島大学/オンラインで開催された一般社団法人日本鉱物科学会2021年年会・総会において「2020年度日本鉱物科学会賞(第25回)」を受賞しました。日本鉱物科学会は、日本鉱物学会(1955年設立)と日本岩石鉱物鉱床学会(1928年設立)が統合合併されて2007年に発足した一般社団法人です。日本鉱物学会賞は、鉱物科学およびその関連分野で顕著な研究業績をあげた会員に対して贈られる表彰で、今回の受賞題目は「プレート境界岩総合解析によるオロゲン地質記録と変成プロセスの研究」です。
辻森樹教授は鉱物科学の手法を駆使、発展することによって、国内外のプレート境界岩(変成岩など)から造山帯の地質記録を読み解く研究に関して顕著な成果を上げ、2013年米国鉱物学会フェロー、2014年米国地質学会フェローなど国際的な評価を得てきました。2015年9月に東北大学に着任してからも、本学理学研究科地学専攻の学生らと幅広い研究を展開し、その成果を国内外に発信しています。
以下の図は9月17日に行われた授賞式後の受賞者講演のスライドの一部です。本受賞については、米国鉱物学会、英国鉱物学会、カナダ鉱物学会、日本鉱物科学会など17の鉱物科学と地球化学系の科学協会が共同発行する科学ジャーナル「Elements」第17巻5号のニュース記事でも紹介されます。
Researchmap(辻森樹教授) https://researchmap.jp/tatsukix/?lang=japanese
一般社団法人 日本鉱物科学会 http://jams.la.coocan.jp